行きたいところを書きとめよう


by a4232203

新規に南口で街づくり計画/葛飾区・新小岩駅周辺地区 2011/02/10

南北自由通路の整備などを契機に、市街地の面的な再構築に向けた機運が高まりつつある東京都葛飾区のJR新小岩駅周辺地区で、再開発事業や駅前広場再整備などの検討が本格化する。すでに勉強会レベルでの協議を重ねている東南地区に加え、2011年度には区が、新たに駅前の南口地区を対象とした街づくり基本計画の策定作業に着手する。区は地域の意見を踏まえながら、地区ごとの特性に合った整備手法を組み合わせ、主要拠点にふさわしい将来像を打ち出していきたい考えだ。

 区が8日に発表した11年度予算案には、新小岩駅周辺開発事業の経費として1億5700万円を計上した。内訳は新小岩地域街づくり基本計画策定委託費が930万円、南口地区街づくり基本計画策定委託費が840万円、東南地区街並み再生方針策定委託費が756万円、東日本旅客鉄道(JR東日本)に委託している南北自由通路の設計費が約9500万円など。

 新規着手する南口地区のコンサルタント業務は、プロポーザル方式で受託者を選ぶ。4月にも選定組織を立ち上げて募集手続きを始め、6月ごろに特定する見通し。

 南口地区は駅前広場と46、48番街区の約1.1haが対象エリア。駅前広場と隣接する両街区を一体的にとらえ、再開発や道路整備などの方向性を探っていく。

 また、駅前広場における交通事故を防止するため、11年度にはバス発着所やタクシープールの暫定整備に取りかかる。4月から実施設計に入り、工期などが固まり次第、補正予算を組み工事着手する。

 都の「しゃれた街並みづくり推進条例」による街区再編を目指す東南地区は、JR東日本の元社員寮や技術センター、日本貨物鉄道(JR貨物)の留学生寮などが立地する約4ha。11年度上期中に再生方針の葛飾区案を作成し、秋ごろをめどに都に提出したい考え。コンサルタント業務はトデックが担当している。

 区案が認められれば、都が再地区計画をかけることになる。その後、合意形成が整った地区から段階的に整備を進めていく。街区再編と合わせた沿道整備事業などにより、道路拡幅や歩道整備なども実施し災害にも強い街を形成する。

 JR東日本などの用地については、線路沿いに幅員6mの道路を設ける計画。民事再生手続き中のゼファーが所有していた駅近接の土地は、川口土木建築工業(埼玉県川口市)が取得しており、15階建て、100戸程度の共同住宅を先行開発する方針だ。

 約112haに及ぶ街の全体像などを盛り込む新小岩地域街づくり基本計画は、10年度内に策定する街づくり基本構想をより具体化するもので、北口・南口の駅前広場のあり方や地下利用の可能性、土地の高度利用手法などを示す見込み。コンサルタント業務は引き続きオオバが担当する。

 新小岩駅周辺では従来から街づくりの検討が行われてきたが、09年度の区とJR東日本による南北自由通路整備事業に関する基本協定締結が起爆剤となり、再整備の機運が高まってきている。

 自由通路は幅約10m、延長約90mでバリアフリーにも対応。現在の駅構内通路の西側に設け、併せて駅舎・改札口も移設する。これにより南北の商店街の回遊性を高め、地域活性化にもつなげる。

 11年度は都市計画手続きと詳細設計を進める。12年度に着工する予定。工期は4-5年、概算工事費は80億円程度を見込む。
[PR]
by a4232203 | 2011-02-14 08:54 | まちづくり関連 | Comments(0)